



救急隊は傷病者の症状を見て、どの病院に搬送するのかを瞬時に判断しなければなりません。そのため、私達救急隊員には豊富な知識が求められます。たとえば「意識不明」の状態ひとつとっても、頭をぶつけたのか、貧血なのか、その原因もさまざま。場合によっては高度な処置ができる救命救急センターに搬送することもあります。当然、現場でテキストを開く余裕などありません。自分の知識が豊富であればあるほど、傷病者のためになるのです。だからこそ、常に学び続ける必要があります。しかし、救急出場が多いなか、勉強の時間をとることは困難です。だからこそ、5分、10分というわずかな時間も無駄にせず、勉強するよう努力しています。この学びがきっと命を救うことにつながっていると信じています。救急隊は大変なことも多いですが、傷病者の方からお礼の言葉を聞くたびに「また明日もがんばろう」と思えるやりがいの大きな仕事です。