



災害時における、高齢者などの災害時要援護者対策を考えるのが私の主な仕事です。たとえば、火災が起きたときに逃げ遅れが発生しないようにするには何が必要なのかを考え、住民情報の把握や情報技術の検討、地域ネットワークづくりなどの幅広い視点から対策を練っていきます。また、東京都の福祉保健局や、各区市町村、全国の消防機関、総務省消防庁、マスコミなど、外部と連携した業務が多いことも特徴のひとつです。東京消防庁の影響力は大きく、ひとつの発言が東京全体を動かすこともある。都民の方から見れば、私の発言は“東京消防庁”としての発言です。話す内容にも細心の注意を払いますし、文書の作成も慎重を期します。過去の経緯、社会の動向を把握したうえで、都民の方の安全を背負っていることを肝に銘じ、今後の計画を説明していく必要があります。今の仕事に、大きな責任とやりがいを感じています。



消防少年団活動の企画運営、幼稚園や保育園、小学校での防災訓練、住宅用火災警報器の設置促進が、私の主な仕事です。防災係は都民のみなさんと接する機会も多く、感謝の言葉を直接いただいたりすると、とても嬉しい気持ちになります。消防少年団の指導では、消火器の取扱訓練だけでなく、教育の一環として今年は新しく“田植え”を企画しました。都内に住む子どもたちに、自然に触れることの大切さを教えたかったのです。子どもたちの笑顔を見て、本当にやって良かったと思いました。こうした活動の一つひとつが、東京消防庁と都民の方との距離を縮めてくれるのだと思います。私はカラーガーズ隊も兼務しているのですが、ステージの上での演技にも同じような力があると考えています。音楽とフラッグを通して、消防官の存在をもっと身近に感じてもらえたら嬉しいですね。